世界の中心と世界の頂点

INCOGNITO2004-10-22

政党のタイプは二つ。
A.世界の中心系(フィクサー型)自民党社民党民主党
特定の利権と結びついた相互依存のネットワークが基本。官僚組織、各種業界団体(土建屋歯科医師会、農業関係など)、労働組合、その他票に結びつく組織の利権を代表する。
B.世界の頂点系(ハイアラーキー型)共産党創価-公明党
党中央や教組がピラミッドの頂上に位置する。党や宗教団体のヒモつきの下部組織が存在。(党組織とのつながりが明確なものと、それを隠蔽しているものがある。) 今どきこんなのあり?という一枚岩的組織。
 
つまり、利権のネットワークを温存拡大する政党か、政治的・宗教的イデオロギーによる組織拡大を計る政党しかないということで、残念ながら市民政党といえるものがない。いまだに自民・社会の五十五年体制が少しだけ形を変えて続いているという感じ。こうしてみると、かって過半数割れしていた自民党を助け、自社連立(村山内閣)を受け入れた社会党(現社民党)の果たした負の貢献は大きい。社民党は次の選挙あたりで消滅して欲しい。
例えば水俣病の問題なども、特定の利権を優先させた思惑や政策によって、被害が生れ、また拡大されたといえるのではないだろうか。これからは技術や生命と結びついた倫理の確立がますます必要となると思うけど、それは利権よりも優先順位が高くなければならないはずだ。そしてそれはどういうかたちで現実の政策に反映されるのだろうか。
選挙に行かないと利権政党やカルト政党がのさばる。ということで前回の参議院選挙は久しぶりに投票に行ってきたけど、「第三の道」はまだ遠いか。