パラノイア化する社会

以前に別のところで書いたことがある、ローカル掲示板でヒンシュクを買っていた引きこもりのキチガイのその後のこと。あまりにも自作自演が度を超してるので、とうとう管理人からコテ(固定ハンドル)を剥奪されてしまった。それでも少し名無しで悪態ついていたけど、最近はほとんど書き込みをしてない。2ちゃんでは今でも熱心に書いてるけど。
そのキチガイは、境界例というより精神分裂病パラノイアで、アニヲタ・半端な軍ヲタ・ロリ・倒錯・ウヨです。
いやぁー、精神分裂病パラノイアって、すざましいものだ。なんせ引きこもりなのでヒマだし、妄想が脳味噌からとめどなく湧き出てくるので、一日中掲示板にカキコしてる。それも嘘や自作自演だらけ。
でも、パラノイアなあっちの世界の住人というのは、こっちの世界の住人が寄ってたかって叩いてもあまり凹まないし、凹んでもすぐ凸に戻って戦う。それと、ほんとうは<1人 v.s. 多人数>なのですぐに勝負が決まりそうなものだけど、なんせ向こうは脳内から名無しさんを多数繰り出してくるので、<多人格で多人数 v.s. ふつうに多人数>となってしまい、口数ではあまり差がない。そんなこんなでなかなか勝負がつかずに紛糾していたのでした。
(もっとも、あっちの世界に逝った人間は、こっちの世界の理屈を根本的に理解できてないから、言って分かるという相手じゃないんだけど。向こうの方も、逆さまなのは自分ではなく相手なのだと思い込んでいるのだし。それに、どんな形であれキチガイに応答することが、皮肉なことに話を聞いてくれるカウンセラーの役割を果たしてしまうことになる。何を言っても放置するか、そうでなければ直接相手に向けないレスや小バカにした短いレスをするのがいいのだ。キチガイに振り回されて逆に精神的に苛立ったり、貴重な時間を取られないためにも。)

一般にパラノイアの世界は、代表例としては「電波が脳を〜〜〜!」とか「今日の天気が曇りなのは外国の陰謀で・・・」とか「CIA/KGB/某国工作員がオレを盗聴してる・・・」というものだ。そのキチガイの場合、政治的な左右の勢力の対立というスプリッティングした図式のもと、右側(ウヨ)に立って、左側(反日分子・左翼・人権派・女性・韓国朝鮮人など)の勢力から日本を守るという壮大な構想、というか妄想を抱いてる。先ほど「戦う」と書いたのは、そういうことなのです。そのへんの心理的機制や、どうしてひきこもりの精神病者が、どちらかというと左巻きよりも右巻きになるのかなどは、いずれまた書こうと思っうけど。ちなみに、単なる「電波が脳を〜〜〜!」という症例は直るみたいだけど、完全なスキゾイドパラノイアの患者は、一生他人の言葉を真似して生きて行くよりない。

で、理屈はこねるけど人格は五歳児並みのそのキチガイが、典型的な2chウヨでもあるのです。例えば2chのある裁判関係スレッドでは、ローカルBBSと同様のアニメ由来のコテを使い、さらに名無しや捨てハンも駆使して、同じようなことを延々と反復カキコしている。その裁判は、被告もそうだけど主任弁護人も女性で、しかも人権派。倒錯の入ったキチガイにとっては、もうヨダレが出るくらいおいしくて叩きがいのあるネタなのだ。もちろん彼にとっては、事件の真実なんてどうでもいい。人権派ということは敵であり、したがって当然有罪ということに決定されているから。そして有罪という結論から出発して、それに合うように屁理屈が何度も繰り返えされる。と、万事がこんな感じ。

2chでウヨ書き込みが多いことについて管理人のひろゆき氏は、ある団体からの組織的な書き込みがあったことを示唆していた。でもそれもあるかもしれないけど、ヒマな引きこもりの精神分裂病者・パラノイア・倒錯者(ある種の境界性人格障害者)などが何人か常駐して、大量の書き込みをするからでもあるのだ。彼らはキャラを替えながら一日中せっせと書いてる(戦ってる)ので、人数はかなり多く見えるけれど、実際はそんなに多くはない。自分たちの気に入らない書き込みがあったら何でもすぐ「サヨ」とか言い出すのも、彼らの脳内世界の対立図式が反映している。また彼らは個よりも種や類のところでものを捉える傾向があり(マッテ・ブランコ)、「韓国人」や「半島人」などというもそのひとつだ。そしてそれが、わけの分からない嫌韓レスが異様に多い理由でもあったりする。
 彼らは人格の空虚さや「父の掟」のすっぽり抜けてるところを、妄想や他人の言葉のコピーなどで必死に埋めようと奮闘してるのです。そういう意味ではちょっと哀れな気もするけど、・・・でも、ウザい。

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2ちゃんで日本人三人の誘拐が自作自演・狂言だと騒がしいけど、どうせパラノイアの妄想や、騒ぎたい人がネタでやってるんだろうなと思ってた。そうしたら、世間でもマジでそんなこと思ってる人もいるみたいで、ちょっと吃驚した。例えばほとんどROMってる仕事系のメーリングリストで、いい年した大人が数人、本気で自作自演だとか狂言じゃないかとか発言してた。カメラはソニー製だとか、ハイテク機器持ってるとか、朝日新聞系が裏で何か画策とか、怪しげな臭いがプンプンしてるとか・・・、今までずっと普通の人間だと思ってたのに、アンタたちの方が怪しげだって。

どうもあっちの世界へ直行するトリガーになるキーワードがあるみたい。
 朝日、NGOイラク民間援助、市民団体・・・

またネットにはそれと逆の立場で、誘拐劇が三人によるものではなく、米国による自作自演であるという説を唱える人もいたり。

人質になった人たちの家族も、なんだか評判が悪そうだ。まあ左の典型的な人たちなのかもしれない。

人質を拘束して、倒錯的にナイフで脅して悦んでいた誘拐グループの連中も、かなり危なそうだ。ファルージャの戦闘で同胞にかなりの犠牲者が出たことに苛立っていたのか、それともアルカイダ

それにしても、トップが「善と悪との戦い」なんてパラノイアなことを言う国って? それこそ社会がパラノイア化しないのかな。それも太平洋のどこかの島の王国のトップが言うならまだいいのだけど。