女子中学生は集会を開く生き物である

近くに中学校があり、下校時に女生徒たちが分かれ道などで、よく輪になって集会を開いている。二、三人から、多いときで十人を越えるときもあるが、平均六人くらいだろうか。
言葉には交換価値がある。情報だけでなく、言葉それじたいも交換価値があるのだ。交換価値は交感価値でもある。たとえば大阪弁などは交換性が高い。「ひやかし」を許容してるのは、言葉の交換=交感性が高く、それがまた商品−貨幣の交換へとつながることもあるからではないだろうか。
今はスーパーやコンビニなど、べつに話をしなくてもいい環境が多いけど、ほんらいコミュニケーションの量と商品の流通(売買・交換)量は比例していると思う。

冬にスズメがたくさん止まって、ひっきりなしにさえずり合っている街路樹がある。その樹の下を人が通るときは、さえずりをやめるのだけど、彼/彼女たちはいったい何を話しているのやらと思う。ということで、女子中学生とスズメは似てる。男子中学生はカラスかな。