イラク人質を利用する組織・政党

人質になった三人を社民か共産が利用するんじゃないかと懸念を抱いてたけど、ふ〜ん、こういうかたちでねぇ…… 北海道新聞(2004/07/07) 「人質」と自己責任論を検証 本人と支援者が執筆、出版 道内在住の二人を含む三人が拘束された四月のイラク日本人人質…

妄想メモ

たとえば私にしてもあなたにしても、家族の誰かにしても知り合いにしても、殺人犯にしても有名人にしても、その人間の人格・性格・気質などをかたちづくっている因子や諸条件を拾い上げていったら、あたり前の話だけど、数え切れないくらいあるはずだ。家族…

↓あくまで妄想メモのピン留めです。

その後のパラノイア

だいぶ以前に書いた、ローカルの掲示板でヒンシュクを買っていた、パラノイア・ウヨ(ひきこもりのキモヲタ)の後日譚。 自作自演が酷いので掲示板の管理人からコテを剥奪され、また本当にキチガイだと知られてしまい誰からも相手にされず、ほとんど消えかか…

妄想も「正論」になる時代

「思考錯誤」 ―『正論』8月号 AERAが「さらば、2ちゃんねる」と嬉しそうに書いているのとは対照的に、2chを自分たちのメディアだと錯覚してる人が、『正論』でトンデモな北田氏批判をやっているようだ。題して「「2ちゃんねる」を目の敵にする朝日、岩波…

新聞もテレビも見ません

「元祖しゃちょう日記」(西村ひろゆき) ――新聞読まないし、テレビも見ません。 ひろゆき氏はライブドアでblogをやってるんだ。 テレビや新聞を見ない人が世間に置いていかれているのかというと、普通に仕事をしていたり、まともなビジネスマンだったりして…

2chからblogへ

Letter from Yochomachi ――AERA今週号「ブログの時代がやってきた」 blogを始めてからは、2chにはたまにしか行かなくなった。イラク人質事件のときもblogにはいろいろ書いたけど、2chには書き込まなかった。あまり見もしなかったし。2chもそれなりに…

佐世保の小学生殺害事件(1)――母性 v.s. 父性

小学生殺害事件と、子ども・思春期の問題について、いくつか書いていこうと思う。林道義サイトの「寸評」(6月7日)「佐世保小6事件・クラス内秩序=父性の大切さ」に関して、 又吉正治「日本文化の心理学と家族療法」サイトの掲示板で又吉氏(AJPFT管理人)…

ARCHIVES OF PEDIATRICS AND ADOLESCENT MEDICINE

この"Arch Pediatr Adolesc Med."というジャーナルは、小児思春期医療分野の専門家たちによる(論文発表前の)評価用 peer-review のネット・アーカイブ。会員になるかその都度料金を払えば、アブストラクトを読んで興味を持ったテキスト全文を読むことがで…

HealthDay

医療・健康関連のニュース配信サイトで、一般向けに関連情報をダイジェストして提供している。 HealthDay (June 24, 2004) Girls Fight Differently Than Boys Retaliation often a factor in preteen girl violence, study findsTUESDAY, June 8 (HealthDay…

思春期の少女

(前)思春期の少年少女がらみで起きた暴力事件に関する米国での調査研究論文のダイジェストとアブストラクトが、二ヵ所のwebLogで取り上げられていた。でもソースを見ると、どうも誤解してるところがあるようなので、試しに訳してみた。

物語と二重螺旋

子どもから大人まで物語が好きだ。物語(歴史)抜きには自己を定位できないのかもしれない。ただしよく言われるように、物語には語りえぬものがついてまわる。思うに、それが世界の中心・自己の中心にある未踏の空白部分なのではないだろうか。ひと(あるい…

子どもの世界−自他の境界

「犬に3歳児並み言語理解力、飼い主との“会話”裏付け」 http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20040611i403.htm3歳児のころの話なので記憶にはないのだけど、近所にいた野良犬と仲が良かったという話を母親から聞いたことがある。家にもよく連れてきたら…

トールキン『妖精物語の国へ』(ちくま文庫)

この本のなかでトールキンは、妖精物語(フェアリー・テイル)にたいする世間一般の誤解にたいし異議を唱え、物語形式(ジャンル)としての妖精物語の確立を訴える。前者の世間の誤解については、例えば妖精というと小さいというイメージが想い起こされるが…

コメント欄がワケワカメ

「生存適者日記」さん(5月29日)のコメント欄(リンクはあえてせず) 書き込んでる人の言葉がよくわかりませ〜ん。私は頭が悪いんでしょうか? まあ、それもあることは認めます。(渋々)

山松ゆうきち

http://www.chukai.ne.jp/~gallery/room-yamamatsu.htm山松ゆうきちの描くマンガは、「大きな物語」(あるいはその破綻)を志向しがちな少年・男性向けマンガの対極にある。 自伝的なマンガに、兄が父親に逆らって共産党に入り、家を出て行くというのがあっ…

小学生とblog(2)

もうひとつ別の日記サイトを持っているのだけど、そこは「はてな」日記とは層も雰囲気もちがって、中学生から社会人までのふつう(何?)の人たちが、日常の出来事や悲喜交々を書いてるのが多い。なかにはディープな日記もあるけど、概ねたわいがないといえば…

小学生とblog

「小5女児、飛び降り自殺か 兵庫のマンション」(毎日新聞 2004年6月1日) http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20040601k0000e040059000c.html子供が大家族や共同体などの環境にいると、母親の代わりを祖母がしたり、また親ほどの重みはない…

自己愛とblog

「NHKひきこもり相談室」(斎藤 環 後編『「出会い」の持つ力』)より引用。 コフートは人間の自己愛について、徹底して考えぬいた人でした。そもそも自己愛(ナルシシズム)とは、フロイト以来、一貫して精神分析の重要なテーマです。自己愛という言葉につ…

自己愛とblog

22:20 「小学生とblog(2)」を追加

「われわれ」と寛容さ

(あまり脈絡のないMEMOランダム。「寛容」といってもロックやローティは出てきませぬ。)一人称の「わたし」という代名詞と同じく、「われわれ」という複数形も場所を指し示しているのだけど、その「場」というのはどういうつながりと構成要素から成るのだろ…

詐欺師・気違い

世の中には詐欺師の類の人間は多い。仕事でも出会うことがあるけど、詐欺師みたいなものと、本物の詐欺師とはちがう。根こそぎテイクする詐欺師とちがって、詐欺師みたいなものは、いちおうギブ・アンド・テイクを知っている。できればテイクをたくさん欲し…

世界の限界は計算可能な限界

――思考のなか、思考のまわり、思考のしたにあって、思考されていないもの、しかも還元不能な越えがたい外部性により、思考にとってなお無縁でないもの… (M・フーコー) ――知は広がってゆくにつれて非-知のなかに消えてゆく (J・バタイユ) 昔、数学で事象…

21日の補足

カルチュラル・スタディーズやポスト・コロニアリズムに関しては、それらの新しい視点の導入によってもたらされた成果は大きいと思うけど、自分たちのテリトリー確保を目的としたり、カルスタ・ポスコロに必然的に付随する基準にしたがって作品の価値判断を…

blogデザイン

このblog、デザインの自由度が少ないのがちょっと不満だ。まあ、タダで使わせてもらってて、苦情を言えた筋合いじゃないけど。

ねえ、イラク人って文章を書けないの? (w)

「新潮45」6月号 ―― イラク人質事件犯人グループ直撃 「三人は立派に任務をこなした」 ……渡辺也寸志 ムジャヒディンたちは手放しで三人を褒めたたえた。彼らは「人質」ではなかったのだ──。語られざる「事件の裏を追跡する衝撃の緊急レポート。 この雑誌の記…

『ユリイカ *鬱』5月号

とても参考になった。 鬱病の社会的な側面としては、精神科医療の占める位置の拡大、症状の変化、診断分類の改変、抗鬱薬など薬剤の進歩や、不安や鬱に対する受け皿を文化の側が用意できなくなったことの影響など。 *このへんは swan_slabさんの「新しいう…

文学の空間

「どんな理論の中心にも概念へと分解できない隠喩があるということ…」(N・Bolz)。おそらく文学の領域というのはそこなのだろう。いわば内にある知識の外部。そこは怖い領域でもある。想像力と創造力と修辞力を手にした者だけが、その歪んだ時空間を自在に…

「自由には必ず責任伴う」という駄文の責任は?

もう「自己責任」についてはいろいろ書いたし、法律をやられてる"swan_slabの雑記" さんのところで、法の視点から「責任」の範囲や妥当性について仔細に検討されているので、もう終わりと考えていた。 あと関連して "yeuxquiの日記"さんのところに、 ・・・…

正体を暴露すると「愛」の力だったとか

N・ボルツが『意味に餓える社会』のなかで、近代世界が科学・技術的に脱魔術化され意味(正義や真理など)を喪失してしまったことと、その空白になったところに意味を与えようといって様々なところから持ちかけられる証文や療法などについて書いている。それ…